今日は、昨夜からの大雪で道も最悪だったが、必死で運転して彼との待ち合わせの場所に・・・。逢いたくて毎日のメール交換も8ヶ月目になった。彼は、今単身赴任で3交代の勤務だから平日の午前中に逢っている。
私は、毎日午後からの仕事だから・・・。
今日も外は、吹雪のなか暖かい部屋で愛し合った。すぐに4時間が、過ぎあわててお互いの仕事へ車を走らせてカラオケは、不倫のデュエットの歌ばかり歌って。熟年夫婦のSEXの不満からお互いに激しく燃えてます。
彼は、精力旺盛でいつも私が、いかされてばかり…8ヶ月目の二人月二回のデートいつまで続くのか??今は、別れることは、無理考えられない苦しくない気持ちで割り切って付き合ってます。過去に学習しました。純粋にのめり込んで傷ついてボロボロになったから男性もいろいろ優しい人もいる・・・。
いろんな秘密の恋が、ありますね?
私の秘密の恋は、実は、4回目です。
秘密の恋をすることで活き活きとした生活が、出来て若返ったと周りから言われてます。39歳の頃40歳になるまで情熱を感じたくて・・・
誰かさんの忠告の通りしかし、あくまでもそれは秘密であることが前提ですから、周りを傷つけないように最大限の配慮を忘れないで・・・いつも心に命じています。安定した家庭が、あるからこそできるのですから・・・・
お互いに家族を大切にしています。家庭を決して壊さないで親としての責任を果たすよう。ただ秘密の恋をするときは、一人の男と女になって素直に自然に愛し合っています。気持ちの切り替えが、必要です。離れていてもお互いにいつも想っていますが、・・きっと秘密の恋は、二人だけの秘密の世界だから刺激的で熱くなれるのでしょうね。
今日も携帯に彼からのメールが、届く。携帯は、手放せない。携帯メールが、二人を繋いでいるし唯一の連絡方法だから。携帯電話が、無かったら逢うことも出来なくなる便利な必需品だけど誘惑の玩具なのかも?
携帯電話を持つ用になって1年過ぎた頃に秘密の恋が、始まったか・・
わくわくドキドキしたの独身以来だったな〜〜
寂しくなると携帯におはよう〜おやすみまでのメール・・・その日の出来事や愛の言葉今日も彼からのメールを待ってる私です。
松平健のミュージカル「ドラキュラ」にいったり、試写会、クラッシックのコンサート
にも行きました。
また、今週はピアノリサイタルに行く予定です。
懸賞サイトに応募して毎月結構コンサートや映画他を見に行っています。
見にいっている間は何もかも忘れ結構ストレス発散できています。
この間の休みは、お昼から夕方までラブホで5時間抱き合いました。
彼はEDかもしれません。中折れしていたので・・・
でも私が感じるまで愛撫をずっとしてくれました。
エッチの最中、中学生の娘から携帯に電話があり、ドギマギしました。
いつもと違う私の声が娘に伝わらないか、不安でした。
彼は私の家族のことは分かってくれているので、
エッチするのを暫く控えようかといってくれました。
私は頭ではわかっているのですが、体がわかってくれません。
彼は中学生のカウンセリングをしています。
お互い独身なので別にいいのですが、中学生の娘、高校生の息子には
難しいというのです。
でも、お互いの家族にも会社にもひみつにすると、結構燃えますね。
今の歳でお互いであったから、付き合っているのだろう、もし
夫婦だったらここまでエッチしたいとおもわないでしょうね。
まだ付き合って1ヶ月。続く限り、ゆっくり愛し合いたいと思っています。
2008年06月20日
今日のデートの前に「Hなしで今日は会いましょうね」といっていたのに
抱かれてしまいました。
美術館にゆき、その後、観覧車に乗りました。
その観覧車の中でキスをされ、スカートの中をまさぐられました。
しっかり濡れていたので、「体が求めてるよ」といわれ、
私もその言葉からしたくて仕方なくなり、ラブホにいってしまいました。
彼は前の晩からしたくて、眠れなかったそうです。
今回は、中折れもなく、ほんと60前の人とは思えないぐらい元気でした。
ずっと独身でほとんど女の人とつき合わず、風俗にも行かなかったといいます。
私に満足してほしくて、Hのことを本で勉強したといっていました。
変な人です。
中学の娘は敏感なので、悟られないように家には6時には帰宅しました。
娘がこのことでぐれてしまうと、彼は私の住んでいるところのカウンセラーなので、
彼の所に、娘と相談に行くことになります。
一晩中一緒にいて抱かれていたい。というのが今の気持ちです。
本当に大事にしてくれます。
私が何も要らないというので、おこづかいくれたり、
電車のプリペイドカードを買ってくれたりします。ソフトバンクの携帯も買って渡すというので、
それだけはやめて欲しいといいました。この関係がすぐに終わったとき、迷惑かけるし、私が
普段、家族割りでauを使っているのに、子ども達におかしく思われます。
でも暫くこの関係が続くといいなと思っています。寂しくないから
初めてのHのときは、彼がすぐにイってしまいましたが、どうしたのか、
長く出来るようになりました。
今日も、彼に長く私の中でがんばってくれているので、「すごいね」というと、
本当にうれしそうでした。純粋でまじめな人なのでこの人にしてよかったのかもしれません。
薬は飲んで欲しくないので、彼がイきそうになったら、ちょっと休んで、ゆったりHしています。
私ばかり何度もイかせてくれるのが、申し訳なく思います。
未婚だけど、子どもにも会社にも、自分の親にも誰にも言わずナイショで付き合うのって
結構燃えますね。不倫だともっと燃えるのでしょうね。
20代のときの恋愛とは又違いますね。
Hも人によってこんなに違うのかな・・・
元夫のときは、セックスレスでした。年に1,2回で彼だけイって私はいつも辛かった。
今の彼は私が満足するようにHしてくれます。幸せです。
2008年06月30日
今日、お寿司を食べ、ビールを飲み、昼から6時間ずっとラブホで抱かれていました。
彼は私をイかせることが、楽しみのようです。
アルコールが入っているのと、生理前とで、
本当にどこを触られても、舐められても気持ちが良く、すぐに反応しました。
今日も彼は私の中に入れてはくれますが、そこまでです。6時間イきっぱなしで、まだ、
したかったのですが、家に帰って子供達に夕食を作らないといけないので、後ろ髪を引かれる
想いで彼と別れ、帰宅しました。案の定、何も知らない子どもは、帰りが遅いと怒っていました。
本当は、明日の朝まで抱かれていたかったぐらいです。
彼もなかなか、体を離してくれず、着替えていても、彼が抱きついてきて、キスをするので
本当に帰るのが辛かったのです。
元夫とは、結婚していた間、セックスレスだったのに・・・
男の人によって私自信の体もかわるのですね
40歳という年齢は、人生においてのひとつのターニングポイントであると言える。女性は、私の女年齢は、もう終わろうとしているのかしら。と思いはじめ、男の場合、この年代になれば先が見えてしまう。自分の人生とはなんなのだろうか。男女共、真剣に残された人生をどう生きるかにおいて悶々とし始める。いわゆる哲学年齢に達するのが40歳ぐらいからという訳だ。
人生80年の時代である。25歳で結婚すれば、現行の夫婦制度、価値観では55年間もの長い間、一人の配偶者を愛しつづけねばならない。果たして生身の一般大衆にそんなことが可能なのだろうか?
我々は今。好むと好まざるとにかかわらず、すでにカビの生えている宗教観や、倫理観と決別し、新しい価値観を創造しなければ、来たるべく21世紀を乗り越えられないだろう。
横唐忠則と林雅子の出会いはインターネットのメールフレンド募集掲示板を通じてである。
満開の桜で賑わうおだやかな午後の昼下がりのことだ。忠則は、いつものように出会い系ホームページの掲示板を閲覧し数通のメッセージを女性あてに送った。そのままパソコンの電源を落とそうと思ったが、念のためメールチェックをしてみると、1通の新着メールを受信した。
<件名:始めまして忠則さん>
「 あなたが、メール送信する第1号の方です。
わたしは、ご希望通りの中年女性で、関東地方に住む既婚者です。
パソコンは若いときから仕事でなれていますが、メールは未経験なので、うまく届くか心配です。とりあえず、今回はこのくらいで送信してみます。着きましたら簡単でよいですから、返事をください」 林 雅子
あれあれ。いつのカキコだっけ?
忠則は、毎日のように書き込んでいる。すぐにはどこの掲示板に書き込んでいたのか思い出せなかった。しかし、関東地方の、というキーワードでそのときの記憶がよみがえった。
しばらく前、東京エリアの有名掲示板に<中年メールレディ募集>というタイトルでメッセージを打ち込んでいたのである。忠則は、さっそく次のような返信メールを書いた。
<件名:メールキャッチしました>
「林さんメールは正常に受信できました。おめでとうよかったですね。
僕は、福岡の海辺の街で暮らす48歳のサラリーマンでした。しかし、昨年会社が倒産し、いまは求職活動中です。苦しい事、嬉しい事をメールで話せたらと思っています。今後とも宜しくお願いいたします」 横唐忠則
横唐忠則は、福岡在住の48歳。25年勤めた地場流通の会社を、半年前リストラされた。リストラに遭ったといえば、無能者の烙印を押されたようで格好悪い。5人いるメールフレンドには倒産で失職。ということにしている。
失業保険をもらいながら仕事を探しているが、思うような職は見つからない。 家族は、地方公務員の妻と金融関係で働く24歳の娘。居酒屋の店員をしている22歳になった息子の4人家族だ。福岡市郊外に4LDKのマイホームを建てて15年になる。小さい頃は、父親の帰りを待ちわびていた娘もいまは一人暮らしをするようになった。近くの公園でよくキャッチボールをせがんだ息子も友達と遊んでいる方が楽しいらしく、めったに家には寄りつかなくなった。
自らの青春時代もそうだったから、子どもたちが順調に育っていることが嬉しくもあった。しかし、子どもたちがいなくなると、妻とふたりだけの暮らしでは会話も少なく、これから先の人生を考えると、時折、言い様の無い寂しさに襲われる。リストラされたことが、これらの気持によけい拍車をかけた。今は、時代に取り残されまいと必死で覚えたインターネットの世界にのめり込んでいる。
林雅子(43歳)は関東地方の某市で、49歳のサラリーマンの夫。今年、中学3年生になった娘と3人で暮らしている。他に柴犬と猫が同居している。1戸建てのマイホームは、築13年になる。
午前中だけ近くの個人経営の建設会社にパートに出ている。雅子は若い頃、都内の情報処理専門学校に通ってコンピュータを基礎から学んだ。卒業後は都内の金融機関でプログラマーとして勤務。ここでSEの技術も習得した。
26才のとき、現在の夫と見合い結婚して家庭に入った。パートの他にも3つの会社からパソコンとシステムのメンテナンスを請け負っている。いつ得意先からトラブル発生の呼び出しがあってもいいように携帯は手放せない。それ以外にも個人向けのPC教室も開いているが、いずれも大した稼ぎにはならない。
ふたりのメール交換は、どのネットラブもそうであるように、最初はとりとめのないものから始まった。しかし、男がメールフレンドに期待するものはいわずもがなである。5通目ぐらいから忠則は好意を持っていることを匂わせるメールを送った。最初は、
「文章のセンスがいいですね、とても簡潔で読みやすい」
などといったものから、
「こんなに素敵な文章を書かれるのだから魅力的な女(ひと)なんでしょうね」
といった風に誉め言葉のレベルを徐々にアップし、
「あなたの文章にひきつけられ、最近の僕はメールチェックの回数がとても多くなりました。雅子さんからのメールが待ち遠しくて待ち遠しくて。あなたのメールを読んでいるとドキドキしてしまいます」
といった風に男女間の好意へと徐々にメールの文面を転換させていった。
実は、この辺がひとつのポイントになる。相手によってはここでぷっつりメールが途絶えてしまう。こういう手合いは純粋なメール交換を求めているので、最終目的がいただく事にあるのなら、深追いしても無駄である。さっさと気持を切り替え、新しい相手を探す方が賢明だ。
リアルワールドでは、相手の顔も服装もわかっているし。声も聞けるから誉める口実には事欠かない。口が小さくてかわいいね。髪がいつもサラサラしていて清潔だね。おやおや。美容院へ行ったのかい。昨日より今日のヘアースタイルの方が決まっているよ。
ピンピンはねた感じのヘアーが現代(いま)っぽいね。透き通った感じの声が魅力的だ。などと臆面も無く誉めれば良い。 人間誉められて怒る人はいない。たとえ誉めてくれる相手がおじいちゃんやおばあちゃんでも。綺麗ですね。ハンサムだといわれれば人間誰しも嬉しい。
相手に好かれたいと願うなら、まずどんなところでも良いから、相手を誉めてあげることだ。忠則は、これまでの経験から学び、そう信じている。メールの世界は、文字だけのやりとりだから、初めのうちは相手の文章を誉めるしか方法がない。メール交換が始まってすぐは数行のメールが届くだけだから誉めるのにも骨が折れる。写真でもあれば誉めるのも楽なのだが。普通の女性は最初のうちは、なかなか写真を送ろうとはしない。
顔も知らない相手をどうやって誉めるのかなどと頭を抱えているようでは、ネットラブの不思議な甘美さを体験することは覚束無いだろう。いっぱしのネットラブ師を目差すなら、手練れの誉め者になることだ。また、たとえその道を極めたと自負する者でも、日々その修練を怠ってはならない。ネットの世界は、秒進分歩の世界である。少しばかりの実績にあぐらをかいているようでは、じきに高転びするだろう。
とにかく、何が何でも相手の良さを見つけて、誉めてやらねばならない。ちょっとした言葉を捕らえて小さく誉めるのだ。これが後でボディーブローのような効果を表す。しかし、誉め方にも気をつけないといけない。余りにも見え透いた誉め方はすぐにウソだと読まれてしまう。うまく誉めるためのコツは相手に惚れることだ。
恋愛にウソは通用しない。ただやりたいだけのその場しのぎの言葉なのか。本当に自分のことを好きになってくれた上でのラブコールなのかは、顔が見えないだけに、女性は敏感に察知する。
何も大真面目になる必要はない。メールの世界はあくまでもバーチャルだから、メールを書いているその時だけマジになればよい。誠心誠意、愛情を込めてメールを書くのだ。
「あなたが好きだから。あなたのことが好きで好きでたまらないから。身も心もひとつになりたいのです」
こんな風に真心を込めたメールを送れば女性もこちらの気持に答えてくれる。理路整然としたメールを書いて、たとえば議論に勝利したとしても相手の気持は動かない。人間は利益のためか。好きか嫌いかの感情で行動する動物だということを肝に銘じてメール道に精進せねばならない。
文章はヘタでも良いから気持のこもったメールを書くことがメール道の奥義なのだ。
親善モードから恋愛モードへの切り替えるタイミングが一番難しい。あまり恋愛モードを前面に押し出すとメールが止まることがあるからだ。しかし、茶飲み友達モードばかりではつまらないし、続かない。
いつか会えて、もしかしたら、という期待感があるからこそ男はセッセと面倒くさいメール交換を続けられるのだ。ハナから期待できないとわかっているなら、面倒なメールなど大方の男は続かないだろう。
中には純粋なメール交換を希望している。とのたまう御仁もおられるだろうが、大くの男性は何がしかの下心を持ってメールフレンドを探している。
人妻というのは、独身以上にスケベ話に軽い乗りで反応することには抵抗感を持っている。それは「不倫」という言葉の持つイメージが背徳の行為。うらぎり。といったものを連想させ、罪悪感を増幅させるからである。
反面、こわいもの見たさというか、本音の部分では「不倫」に対して強い興味と憧れを持っている。自分もドラマのように身も心も焼き尽くす、激しい恋の炎に包まれてみたいという、密かな欲望を隠し持っている。このまま夫と子どもの世話をしながら一生を終えるのだろうか。私の人生は、いったいなんのだろう。ふと立ち止まってみる。私だって女よ。素敵な恋にあこがれる気持を持ってどこが悪いのかしら。
とは思うものの、離婚の面倒さと夫に依存しすぎた経済力のなさを考えると、新しい人生に踏み出す自信も勇気もなく、諦めと妥協で悶々としている。
こんな人妻たちを誘惑するとき、「不倫」という言葉は禁句である。「不倫」という言葉の持つ罪悪感を明るく払拭させ、悪いことをしているのではない。と錯覚させてやる必要がある。他の言葉に言い換えて安心させるのだ。
「僕と浮気しませんか」
うーん。これはでは軽い。軽すぎる。もう少し、もっともらしい方がいい。
「僕と小さな冒険をしませんか」「小さな恋」「ちょっとだけ好きになってもいいですか」
うんうん。だんだん良くなってきた。とにかく、彼女たちの心の鍵をなんとかしなければネットラブはおぼつかない。この鍵さえ開けることができれば、黄河のような欲求の濁流をメールの中に解放してあげることができるのだが。それがなかなか難しい。ゆえにここが腕の見せ所と言える。
雅子は最初、おいおい。そんなつもりはなかったと言えばウソになるが、少し早すぎやしないかい。そんなに簡単に知らない人を好きになれるものかね。アタシをそんなに軽くみないで。恋をするにもちゃんとしたプロセスが必要よ。それなりの恋愛経験だってあるし。友達の不倫の相談にも乗ってあげてるんだから。
と雅子は一応こんな風に理屈をこねる。しかし、忠則から送られてくる、
「文章も簡潔で上手い。かわいい。好きだ。魅力的だ」
などと書かれた心地良いメールの攻撃に抵抗できなかった。こんな言葉は夫の口から一度も聞いたことがない。去年から付き合い始めた彼も、最近では、釣った魚には餌はやらないという態度で、もう誉めてくれることはほとんどしなくなった。
雅子は誉められることに飢えていた。仕事のことも家事のことも。夫は何も認めてくれない。女としての魅力も。仕事の能力も。私には無いのかしらん。周囲からはそう見られているような気になっていた矢先だからなおさらである。
たとえお世辞だとわかっていても、
「好きだ。愛している」
と言われると雅子の気持は舞いあがってしまう。必ず返事は書いた。こうしてふたりともメールの持つ摩訶不思議な魅力にグイグイ引き込まれていった。毎日2〜3通のメールが行き来するまでに10日とはかからなかった。メールの世界では親密になる度合いが異常に早い。
メールの恋愛は普通の恋愛とは違う。それなりの男性経験があって、友人や後輩から恋の相談を受ける大人の女が、まるで中学生のように翻弄されたりする。結婚して子供もいる女性が、家事をしながらメルフレのことをうっとり想うようになっていく。これは、はまってみないとわからない。
見知らぬ男性と知り合い、話をすることなんてなかったしがない主婦は、男の誉め言葉に疑心暗鬼になりつつも、心の中では許してしまう。主婦は誉められることに慣れていないから、お世辞にでも誉められる事には弱いのだ。
出産を終えれば、亭主の目から見てはっきり言って女、終わっている。体型も変わり胸はたれ、アソコも黒ずんでいる。土星の輪のように腰まわりに肉もたっぷり。寝不足でクマはできているし。化粧も最低限。だれだれちゃんのお母さん。とか。おばさん。と呼ばれたりしていれば、知らない人から誉められることに免疫がなく、誉められるとすぐに舞いあがってしまう。
忠則は、10日目になると雅子に自然に愛を告白することができた。不自然さはなかった。未知の世界に足を踏み入れたという仲間意識も手伝ってか。お互いの感情を素直に受け入れることができた。
雅子は、現実の世界で告白されているような気がして胸のトキメキを覚えた。姿が見えない分、お互いの想像力が掻き立てられ、感情移入が激しくなる。自分たちが主役を演じる恋愛という虚構の世界にひたすら陶酔していったのである。
顔を見たことも声を聞いたこともない。それでも千キロかなたの相手に、恋愛感情が芽生えるという不思議な人間関係が成立するのがメールの世界なのだ。
2週間が過ぎると忠則は、雅子さんとか。あなたは。と呼んでいたのを止めて「雅子」と呼び捨てた。
夫はいつも「おまえ」か「おい」としか呼ばない。男から名前を呼捨てられることが雅子には新鮮だった。
このまま夫と子どもの世話をしながら老いてゆくのかと思うと、雅子の心は空しかった。これからはドキドキすることも楽しいことも無く、満たされない人生を惰性で送るのかと思うと気が重かった。だが。昨夏はタイプの恋人にもめぐり合った。すっかりごぶさたしていた男女の喜びも、久しぶりにたんのうできるようになった。と。喜んだのも束の間だった。今度は、その恋人が、養子だからと、妻バレすることを怖がり出した。最近は、とんとつなぎをくれない。恋人とうまくいかなくなったので、その寂しさと、普通の暮らしでは満たされない物をメールに求めた雅子なのだ。
満たされないものとは何か。それは好奇心や刺激と言えるのではなかろうか。
人生とは本来、先の見えないドラマだったはずだ。
しかし、現実の毎日は平凡な淡々とした、何の変化もない人生になっている。その理由は、整備された現代社会に依存した生活によるのだが、ほとんどは己自身の「妥協、馴れ合い、あきらめ、飼い慣らし」の生活態度と思想に起因している。危ないことはやめましょう。安全第一が基本です。そう考えて一生を安泰に過ごすことはりっぱなことだ。世間や家族親族に迷惑をかけないで済む。
このように良識ぶった価値観には、飽き飽きしていたふたりにとって、電子メールでの交際はたまらなく刺激に満ちた世界となっていった。
忠則はメールの中でKissをせがんだ。雅子は、
「じゃあ、おやすみのKissだけにしてね」と夜のメールに書いてよこした。忠則はこの夜、なかなか眠れなかった。
妻の由美子が仕事に出かけた後、PCを立ち上げ、モーニングメールを雅子に送信するのが忠則の日課となった。
雅子は娘と旦那を送り出してから猫と犬に餌をやり、パートにでかける。会社は社長と雅子のふたりだけだ。40代半ばの社長は注文を取ってくるだけで工事の方は下請に丸投げしている。
10時頃になると社長は外回りに出かけるから、後は雅子の天下である。自分のノートパソを接続してこっそりメールの送受信ができるようにした。
11時前後にメールチェックするとメッセージが届いている。忠則は朝からKissをせがみ、胸を触らせてくれないか。といった内容のメールを送信してくる。
雅子には、この時間が一人っ切りになれる唯一の時間である。熱いメールをドキドキしながら読み、返事を書く。彼女はメールの中で鼻を鳴らしてやんわりと拒む。忠則は柔らかく拒絶する女の態度にさらに想像力をかきたてられ、夜のメールはヒートアップした。
<件名:おまえが好きだ>
「おまえが今。俺のそばにいるのなら。俺はすぐにでもおまえを押し倒し、強引におまえの口ビルを奪ってしまうだろう。
そして。俺の手は、スカートをたくし上げ……。
ああ。なんでおまえは関東なんだ。翼があればおまえの元に飛んで行きたい。ネットの中でおまえを抱きたい。この夢をかなえてほしい」
愛しの雅子へ〜忠則
雅子は、このメールを家族がいる自宅の居間で受信した。テレビを見ている夫を横目で見ながら熱いメールに目を凝らす。男からのメールを読んでいると背後に夫の視線を感じるような気がする。
旦那から心の中を見透かされているのではないかと不安になる。が。この緊張感がいっそう雅子の心を高ぶらせる。
忠則は寝る前にメールチェックしたがなぜかつながらない。しかたなく蒲団に入った。しかし眠りが浅く、夜中に目覚めた。こっそり起きてPCを立ち上げメールチェックした。待ちわびた雅子からの返信が届いていた。
「初めまして。関西在住の吉田幸子43歳。主婦です。貴方のホームページ“40からのネットラブ”を読んでメールを書いています。友人がメール恋愛に悩んでいます。相談を受けているのですが、私にそのような経験がありません。どうしたら良いのでしょうか」
本当かなと思いつつ、
「メール有難うございます。ご相談の件ですが、僕でよかったら承ります」
こんな風に幸子とのメール交換は始まった。問題の友人は42歳で不動産屋の妻。相手は出会い系サイトで知り合った、千葉で地方公務員をしている45歳。心を病んだ妻と中3の男の子を抱えているという。男の方は家庭を壊してもかまわないとまで思い詰めているそうだ。
相談メールは時が経つにつれ、自分たちの話題中心に変化し、僕は、幸子への想いを募らせるようになってゆく。顔も知らないのに恋愛感情が芽生えてしまうのがメールの世界。電話番号と写真をねだると「女優のN・Yに似ているって言われたことがあるわ。そのうちにね」といなされた。
めげずにラブコールは続けた。やがて幸子は観念したようにメールの末尾に携帯の番号を記してくれた。中学のとき好きな女子から手紙をもらったように嬉しくなり、電話機のボタンを押した。3度目の呼び出し音でつながりホッとした。そばにいるような気がして逢いたいと熱っぽく囁いた。初めは抵抗していたが、やがて蚊のなくような声で「食事だけなら」。
妻が当直の日を選んで、シティーホテルと新幹線を手配した。始発駅に停車していたのぞみはアヒルの嘴みたいだった。「ただいま新幹線は時速270キロの最高速度で走っています」アナウンスをぼんやり聴きながら、これから先の事を想像すると頭の心が火照った。やがてアヒルは古都の駅に滑り込んだ。踊る気持ちを抑え車両を出た。階段を大股で下りてタクシー乗り場へ。約束の11時。ホテルの玄関先で幸子を待った。30分過ぎても現れない。携帯にかけると、タクシーの中だという。来たのは正午を過ぎていた。肩の上で髪をカールさせ、白いブラウスに淡いピンクのカーディガンに紺のスカート。顔はN・Yに似ていなくもなかった。「ホテルのレストランで食事を」と促すと「今。主人と揉めているの。興信所の尾行がついているみたいで中には入れないの」